4月15日(火)の午後、野沢温泉中学校の2年生22名を対象に、防災学習と職場体験学習を実施いたしました。生徒たちは、熱心に講習を受け、様々な体験を通して学びを深めました。
第1部:視聴覚講習(13時35分〜14時25分)
体育館にて、AIを用いて資料をもとに視聴覚講習を行いました。
* 台風19号被災ドキュメント :台風による甚大な被害の様子を記録した映像を通して、自然災害の恐ろしさと、日頃からの備えの重要性を学びました。生徒たちは、「災害の時1番先に現場に駆け付けるのは、建設業の人達」としり驚いていました。
* 建設で働く人女性 :「建設業で働く女性」をテーマにした映像を視聴し、建設業界における女性の活躍について理解を深めました。生徒たちは、多様な働き方があることを知り、自身の将来について考えるきっかけになったようです。
休憩時間(14時25分~14時30分)短い休憩を挟み、第2部の体験講習に備えました。
第2部:体験講習(14時30分〜15時25分)
5つのブースを1班4~5人の班に分かれ、体験学習を行いました。
* 360度カメラVR体験:特殊なカメラで撮影した360度の映像をVRゴーグル、タブレットで体験しました。普段見ることのできない視点からの映像に、生徒たちは驚きと興奮の様子でした。現場での施工状況・建設機械などの状況を疑似体験することで、建設現場でのより具体的なイメージを持つことができたのではないでしょうか。
* 除雪機械乗車体験:冬に地域を守る除雪機械(ホイールドーザ13t、ロータリー車)に実際に乗車しました。普段見慣れている機械の大きさと迫力に、生徒たちは圧倒されていました。操作席に座り操作体験を通して、作業の大変さと重要性を実感したことでしょう。
* 耐震構造模型体験:地震に強い建物の模型を使って学びました。実際に模型を揺らしながら、耐震構造の仕組みや効果を理解することができました。自分たちの住む家や建物の安全性について考える良い機会になったはずです。
* 地域を守る森林の仕組み:地域の森林が持つ、土砂災害を防いだり、水を蓄えたりする機能について学びました。森林の役割や手入れの重要性を知り、自然環境を守ることの大切さを再認識しました。
* ドローン実演体験:災害時の情報収集や物資輸送など、様々な分野で活用されているドローンの体験飛行を行いました。生徒たちは興味津々でドローンの操作を行っていました。最新技術が社会に役立つ可能性を感じたことでしょう。
今回の防災学習・職場体験学習を通して、生徒たちは自然災害への備えや地域の産業について理解を深めるとともに、将来の進路について考える良い機会になったことと思います。